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Castles

The Mysteries of Udolpho

Radcliffe, Ann Ward · 2002 · 19 min

第九章

邪悪で忌まわしい過ちの姿が 彼の目に宿っている。その凝視する眼差しは ひどく乱れた胸の内の様子を示している。 ジョン王

パリの華やかさを後にして、われわれはアペニン山脈の陰うつな山頂へと戻る。そこでは、エミリーの想いが依然としてヴァランクールに注がれている——彼女の新しい生活の混乱の中で、彼女の唯一のよりどころである。彼女は彼の手紙を百回も読み返し、愛情のこもった言葉のひとつひとつを噛みしめ、涙を乾かしては、彼の誠実さへの信頼にしがみつく。

一方モントーニは、何週間も前に城を揺るがした奇妙な警報について厳密な調査を行ったが、答えは何も得られず、召使いの悪ふざけとして片づけてしまった。彼女の財産譲渡をめぐるマダム・モントーニとの争いは日ごとに激しさを増し、彼は彼女を完全に自室に閉じ込め、要求を拒み続ければさらにひどい目に遭わせると脅している。理性で考えれば譲歩すべきである。モントーニがすべての力を握っており、彼女の財産譲渡こそが、もし彼の支配から逃れられた場合、独立して生きていくことを可能にする唯一のものなのだから。しかし、マダム・モントーニを支配しているのは理性ではなく、復讐への燃えるような欲望であり、彼の暴力には暴力で、彼の頑固さには自分の頑固さで立ち向かうと決意している。

一人で部屋に閉じ込められた彼女は今、かつて拒絶した者たちの同伴を懇願するまでに追い込まれている。エミリーとアネットだけが彼女と話すことを許されている。エミリーはモントーニを刺激するのをやめるよう優しく説得しようとするが、時折、叔母の誇りも和らぎ、その親切に感謝することもある。しかし、エミリーは目撃を強いられる絶え間ない恐ろしい争いに疲れ果て、穏やかな両親とラングドックでの幼い頃の静かな幸福を恋しく思い、モントーニという一人の人間の中にこれほどまでに激しく多様な情念が詰め込まれていることに信じ難い思いを抱く——彼が自分の利益に都合がよいときにはそれを完全に隠せることに気づいてはいるものの、彼女は本当の残酷な彼を目にしすぎており、もはや騙されることはない。彼女の人生は悪夢のように感じられ、省みれば後悔しかもたらさず、未来を思えば恐怖しか感じられない。彼女は「雲雀の翼を盗み、最も速い風に乗って」ラングドックと平和のもとへ飛んでいきたいと願う。

彼女はモラノ伯爵の容体を何度も尋ねるが、アネットが聞くのは彼が死にかけているという曖昧な噂だけで、彼の外科医は彼が生きて小屋から出ることはないと言っているという。エミリーは、自分が無実であっても、彼の死の原因になっているのではないかと戦慄するが、その罪の意識をアネットは伯爵への未練ある感情と勘違いする。

ある日、アネットがエミリーの部屋に駆け込んでくる。動揺し、早口でまくしたてながら、皆殺しにされるのだと信じ込んでいる。彼女はルドヴィーコと話をしていて、城にうろついている見知らぬ男たちや、城壁の修繕が若い娘の娯楽のためではないと聞かされたのだ。ルドヴィーコは、旦那様たちが夜通し起きてエミリーについて謀議しているなどと考えるアネットをからかい、もっと大きな事が起きているのだと言い、モントーニが盗賊の親分になりつつあることをほのめかす。アネットは恐怖に駆られ、皆運命づけられていると確信する。

エミリーは彼女を落ち着かせようとするが、ウドルフォ城での奇妙な出来事に対する自身の不安を振り払うことはできない。その夜、彼女は部屋のドアを激しく叩く大きな音で目を覚まし、続いて重い何かがドアに激突し、突破されそうになる。彼女は声をかけるが返事はなく、向こう側からかすかな呼吸音が聞こえる。彼女の頭に最悪の考えがよぎる——城にいる粗暴な見知らぬ男の一人が彼女を見つけ、盗みまたは殺しに来たのだ。彼女は恐怖で身動きが取れず、遠く離れた部屋に一人閉じ込められ、ドアを鍵める術もない。窓から助けを呼ぼうかと考えたその時、専用の階段から足音が聞こえ、パニックに陥って廊下のドアへと走る——と、床に横たわる人影につまずきそうになる。悲鳴を上げ、それがアネットだと気づく。アネットは恐怖のあまり完全に気絶していた。彼女を部屋に引きずり込み、アネットが意識を取り戻すと、廊下で幽霊を見たととりとめもなく語る。背の高い、無言の人影が、モントーニしか鍵を持たない施錠された部屋へと滑り込んでいったのだ。エミリーはおそらくモントーニなのだろうと思うが、アネットは絶対に違うと主張し、その夜早くにモントーニがマダム・モントーニと口論していたのを見てきたと言う。一人になるのが怖すぎて、エミリーはアネットにその夜一緒にいるよう頼む。

翌朝の夜明け、エミリーは窓から中庭を見下ろし、黒と赤の制服に身を包んだ武装した騎馬の一団が集まっているのを目にする。腰の帯に短剣を隠した長い黒いマントを羽織る者、パイクと投げ槍を手にする者、黒い羽飾りのついた小さなイタリア風の帽子を頭に乗せた者たちがいる。彼らは追いはぎのようだ、と彼女は思い、モントーニがその隊長である姿を想像すると、肌が粟立つ。一瞬、彼女は彼らがウドルフォ城を略奪し、城の住人全員を捕虜として、あるいはそれ以上の目に遭わせるために来たのではないかと恐れる。その中にカヴィーニ、ヴェレッツィ、ベルトリーニの姿を見つける。彼らも同様の装いで馬に乗っている。ヴェレッツィは歓喜に満ち、興奮で顔を輝かせている。カヴィーニは陽気だが思慮深く、その優雅で威厳ある姿はヴァランクールを少し思い出させるが、ヴァランクールの顔を常に照らしていた高貴で慈悲深い光に欠けている。モントーニは武器を持たずに現れ、男たちに声をかけ、別れを告げ、彼らが跳ね橋の下を通り抜け、山道を縫って遠くの高みの暗い不鮮明な塊になるまで見送る。

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