歌第七十 トゥリシラスの死
インドラは神の戦車、弓、槍、鎧とともに御者マータリを遣わした。ラーマは戦車に乗り、今やラーヴァナと対等になった。ラーヴァナは蛇の矢を放ったが、ラーマはガルーダの武器を使って蛇を撃ち散らし、矢でラーヴァナの武器をすべて破壊した。
歌第七十一 アティカーヤの死
ラーヴァナが死すべき者によってのみ殺され得るという恩寵を思い出し、ラーマは神々が鍛造したブラフマーの槍を手に取った。彼はそれをラーヴァナの胸に向けて射ち、その心臓を貫いた。ラーヴァナは倒れ死に、その頭は都市の門と塔を押し潰した。巨人は恐怖に駆られて逃げ散り、猿たちは吠え立て、神々は花を降らせ音楽を奏でて、暴君の最期を祝った。
歌第七十二 ラーヴァナの哀哭
ヴィビシャナは死んだ兄のために泣き悲しんだ。ラーマは彼を慰め、ラーヴァナは英雄の死に方をしたと述べ、完全な戦士の葬儀を執り行うと伝え、ヴィビシャナはそれを実行した。マンドダリーは、ラーヴァナはシーターを誘拐し、世界を圧政で苦しめたためにヴィシュヌの化身に殺されたのだと述べた。ラーマは聖なる王権の水でヴィビシャナをランカの王として戴冠させた。
歌第七十三 インドラジットの勝利
ラーマはハヌマーンをアショーカの森に遣わし、ラーヴァナが死んだことをシーターに伝え、彼女を自分のもとへ連れて来るようにと命じた。ハヌマーンがその知らせを伝えると、大喜びしたシーターはすぐにラーマのもとへ連れて行ってくれるよう頼んだ。美しい衣と宝石で飾られた彼女は、輿で戦場まで運ばれ、猿たちは自分たちの女王を迎えるために周囲に群がった。
歌第七十四 薬草
シーターが到着したとき、ラーマは冷淡にこう告げた。名誉はすでに復讐され、彼女も救われたが、彼女をアヨーディヤに連れて行くことはできない。ラーヴァナの宮殿での一年間は彼女の純潔に疑いを投げかけるからだ。彼女は自由に行くことができるが、彼の妻となることはできない。シーターは泣き、貞節を守っていたと主張し、火に証人となるよう求めた。彼女は火葬の炎の中に歩み込んだが、炎は彼女を焼かなかった。アグニが彼女を無傷のまま抱え上げて立ち上がり、彼女が清浄であると宣言し、ラーヴァナは彼女に一度も触れたことがないと告げた。ラーマは、彼女の清浄さを疑ったことは一度もなく、ただ世界に向かって彼女の純潔を証明するための試練を設けたのだと述べた。彼は彼女を抱擁し、彼女こそが真の妻であると宣言した。
第七十五歌 夜の襲撃
ダシャラタは天の光に囲まれ、神聖な戦車に乗って現れた。彼はラーマに、義務を果たしたことを誇りに思うこと、カイケーイーの呪いは解けたこと、そしてバラタがアヨーディヤーでラーマの木製の履物を履いた隠者として、彼の帰りを待って統治していることを告げた。ラーマとラクシュマナは父にひざまずき、父は彼らを祝福してから天に昇った。
第九十三歌 ラーヴァナの嘆き
インドラがラーマの前に現れ、神々は喜んでいるので何を望んでもよいと告げた。ラーマは、戦いの中で死んだすべてのヴァナルと熊を蘇らせてくれるよう頼んだ。インドラは同意し、死んだヴァナルたちは即座に起き上がり、歓声を上げた。神々はラーマにアヨーディヤーに戻り、シーターと共に治め、馬の祭祀を行い、やがて地上の時間が終われば天に昇れと命じた。
The original text of this work is in the public domain. This page focuses on a guided summary article, reading notes, selected quotes, and visual learning materials for educational purposes.